
2007年10月31日(大安)に上棟式と餅撒きを行ないました。
「上棟式」は建前(タテマエ)とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。
棟梁以後始め匠の技が結集する新築住宅の工事は四ヶ月にも及ぶ長き時をかけながらお施主様と私たちとの共同作業です。
上棟式はお施主様にとっても職人さんにとってもお互いを知る良い機会になります。
お互いの顔が見えて、談笑に花が咲きより一層家づくりに対する思い入れ、そして、信頼関係が深まることでしょう。
家づくりを通して人と人とのつながりや心の豊かさ、優しさを育んでいきたいと思います。
ところでお施主様より指定がない限り当社では北広島輪厚の札幌八幡宮さんに神々の儀式を依頼しております。
(写真に写っているのが宮司(社長)さんの息子さん。北海道で式典にて横笛を吹ける唯一の神主だそうです。)
非常に丁寧で地鎮祭、上棟式など長年お願いをしています。

建築儀礼の一つである上棟祭では、散餅散銭の儀と称して、建物の屋上より土地の四方に向かって餅や貨幣が撒かれます。
これは土地の神に対するお供えの意味があるといわれています。
紅白の餅の中には五円玉を入れた餅と餅だけのがあります。まだ造りたての餅はぷにょぷにょしてて非常にやわらかく
おいしそうでした。ここでも上棟式を終えた神主さんからちょっとお願いをされました。
それは・・・私も餅を撒きたいのですが・・・前からの夢だったそうです。餅を撒くのが。
神主といえば神聖なもので他では恐れ多いと言われ結構断られていたそうです。
しかし、私たちは神主さんにも投げてもらうことにしました。神主さんの力で御利益、工事の安全、いい家ができますようにと
願いを込めて。


無事、賑やかに餅撒きも終了しお施主様よりご用意して頂いたお食事を頂きながら上棟の儀、無事終了となりました。
地鎮祭・上棟式、それぞれ思いを込めながら願い竣工を目指します。 |