新築を建てる時、お部屋の統一感って大事ですよね。インテリアを揃えるためにも、家のベースとなる床選びは特に重要なポイントになります。
また、床材は材質や色がたくさんあり、何を選んだらいいのか迷う方が多いかと思います。そこで今回は、床材の種類や色ごとに用途やイメージを
ご紹介します。
ぜひ新築の床選びの参考にしてください。
|床材の種類
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床材には、肌触りや感触、デザインやコストパフォーマンスが様々なものがあります。
今回は、特に代表的な4種類をご紹介します。
・複合フローリング
一般的に「フローリング」と呼ばれ、薄い合板を重ねた表面に化粧シートを貼った床材です。
化粧シートには木目模様などが印刷されており、壁やインテリアと合わせたり、均一の模様を
楽しむことができます。また湿度に左右されないため、割れや反りが起こりません。化粧シー
トに防水や遮音加工がされているものもあり、ライフスタイルによって選ぶことができます。
ですが踏み心地は硬く、調湿効果や保湿効果はありません。
・無垢フローリング
木目や天然の風合いが一番の魅力で、ブナやサクラ、ナラなどの広葉樹やスギやヒノキなどの
針葉樹が主に使用されます。肌触りがやさしく、調湿や保湿性に優れているため、過ごしやす
く快適なお家を目指すならぴったりの床材です。また、年月が経つにつれて風合いが変わり、
自然素材の温かみのある味わいを楽しむことができます。ですが、自然素材のため1枚1枚木目
や色が違い、思い通りにデザインするのが難しく、きちんと揃ったデザインを求める方にはあ
まり向きません。
また、木はフローリングになってかも呼吸をしています。そのため冬の乾燥期間には隙間が空
いてしまうこともありますが、梅雨の時期には膨張して元に戻る性質があります。樹種によっ
ては水に弱いものや、樹液が出るものもあるそうです。
・クッションフロア
塩化ビニールにクッション材が入った床材で弾力性があり、膝や腰に負担が掛かりにくいため
、長時間立つ場所などにおススメです。また、耐水性に優れているためトイレや洗面所などの
水回りでよく使用されます。ビニールのため静電気が発生し、ホコリが付きやすいことがデメ
リットに挙げられますが、掃除がしやすく水をこぼしてもすぐに拭き取れます。しかし熱や重
みに弱く、重たい家具を上に置くと跡が残ったり、日当たりの良すぎる部屋には向きません。
・タイル
タイルと聞くと玄関に使うイメージがあると思いますが、お家の中に使用することで内装に高
級感を与えてくれます。汚れに強く、耐水性・耐久性が高いですが、冬は寒くコストも高くな
ってしまうため、部分的に使用することをおススメします。
このように、床材にもいろいろなメリット・デメリットがあるため、目的や適した場所に合わ
せて選ぶことが大切です。
|床色のメリット・デメリット
床色の選択肢は大きく分けて「白系の薄い色」「黒系の暗い色」「中間色」に分けられます。
・白系の薄い色
アイボリー・ホワイトウォルナットをはじめとした白系の薄い色を用いると、狭い部屋でも明
るく広く感じられる効果があり、ホコリが目立ちにくくどんなインテリアにも合わせやすくな
ります。ただ、髪の毛などの黒っぽい汚れや、色あせや傷などの劣化が徐々に目立つようにな
ります。また、壁や天井を暗い色にすると床が浮いて見えることがあります。
・黒系の暗い色
黒やこげ茶・ビターウォルナットといった黒系の暗い色を用いると、部屋全体がシンプルかつ
スタイリッシュな印象になり、高級感や重厚感のある落ち着いた雰囲気になります。また細か
い傷や劣化が目立ちにくく、お部屋が常にキレイな印象を受けやすいことが大きなメリットに
なります。ですが、ホコリなどの白っぽい汚れが目立ちやすく、水で濡れてしまうと白化が目
立つこともあります。白系の色に比べてお部屋が狭く見えてしまうので、暗くて狭い部屋だと
圧迫感があり、窮屈に感じてしまうことも。
・中間色
オーク・メープルをはじめとした中間色を用いると、お部屋全体がナチュラルな印象になり、
暖かい雰囲気を作ることができます。髪の毛やホコリなどの汚れが目立ちにくく、インテリア
の色を合わせやすいため、比較的失敗の少ない色と言えます。
ですが、素材の良し悪しが分かりやすかったり、ナチュラルな色味で無難な印象が強く、イン
テリア次第ではお部屋全体がチープに見えてしまったり、ぼやけた印象になることも。
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|失敗しないために
たくさんのサンプルの中から選ぶのって本当に大変ですよね。しかもサンプルはどれもサイズが小さくて、床になった時のイメージがしづらいもの
です。また、これだ!と直感で決めたものも、実際に出来上がってみるとなんだかイメージと違う・・・となる方が多いのです。
しかもイメージと違っても張り替えるには相当な費用が掛かります。
そこで、床選びに失敗しないポイントをご紹介します。
⑴お部屋のイメージを決める
洋風・和モダン・北欧風などテーマを絞り、たくさん情報収集してみましょう。イメージがしやすくなり、自然と床色の方向性が決まってくるはず
ですよ。
⑵カタログだけで判断しない
カタログと実際のものは印象が異なります。サンプルでも大きい面積になると違って見えることがほとんどです。
いいな、と思ったものは必ずショールームなどに実物を見に行きましょう。
⑶色の特長を知っておく
新築の色決めは床材だけではありません。特長を知っておくことでどんな場所にしようするか、また使用しない方がいいのかが分かり、失敗を回避
できます。
このほかにも今家で使っている家具を引っ越してからも使うのであれば、家具に合わせた床色を選んでもいいかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。新築を建てるにあたって、床決めが他の色決めに大きく関わるため、とても悩むかと思います。ですが、今回ご紹介した
ポイントを押さえておけば、きっとイメージに近づくはずです。
イメージを膨らませて、内装選びを楽しいものにするために、ぜひご参考にしてみてくださいね。